PS5 Proでのプレイ体験
PS5 Proは発売日に購入していましたので、早速モンスターハンターワイルズの第2回オープンベータテストをPS5 Proでプレイしました。しかし、2月8日(土)はPSNの障害が発生し、PlayStationで遊べない人もいたようです。幸い、私は前日のうちにPS5 Proを使ってオープンベータテストを試していました。
最初は「解像度優先」と「フレームレート優先」のモードを比較しても、第1回ベータテストと大きな違いはないと思っていました。しかし、移動やカメラ操作時の滑らかさが明らかに向上していました。そこで検証してみたところ、解像度優先モードなのに45FPSから50FPSを維持していました。
通常、公式の発表ではPS5およびPS5 Proの解像度優先モードは30FPSとされています。そして、今回のオープンベータテストではPS5 Proのエンハンスド対応は発表されていませんでした。しかし、実際にはPS5 Proの性能向上の恩恵を受けていることが確認できました。
これまでネット上では「PS5 Pro非対応でもパフォーマンスが向上する」という噂がありましたが、今回のベータテストでそれが事実であると証明されました。製品版のモンハンワイルズでは、PS5 Proの性能を最大限活かしたプレイが期待できます。
PS5 Pro専用設定の可能性
ベータテストの段階ではPS5 Pro専用の設定が導入されておりません。今後、専用の設定が追加されれば、画質の向上が期待できます。特に、PS5 Pro専用のアップスケーリング技術「PSSR」が大きなポイントとなりそうです。
これまでのDLSSやFSRよりも優れた技術と言われており、適用されれば大幅な画質向上が見込めます。PS5 Pro版では「解像度優先」「バランス」「フレームレート優先」の3つの設定が存在し、解像度優先でも30FPSを維持していることが確認されています。
フレームレート優先モードではフルHDレンダリングの映像を4Kにアップスケーリングし、60FPSを実現しています。多少の画質の荒さはありますが、動きが滑らかになっています。解像度優先モードの映像も非常に美しく、30FPSで安定動作しています。今後のアップデート次第でPS5 Proは大きく化けるかもしれません。
PS5 Proの性能を考察
単純に30FPSと聞くと物足りなさを感じます。しかし、公式の動作環境表を見ると、4K解像度でDLSS(恐らくクオリティモード、1440pからのアップスケール)とフレーム生成を使用して60FPSを出すには、RTX 4070 Tiが最低限必要とされています。
それらを考慮すると、PS5 Proが約1700pからのアップスケールで30FPSを維持しているのは、かなり健闘していると言えます。おそらくテクスチャ品質はPCよりも落ちるでしょうが、ノーマルPS5の時点でレイトレーシング以外は同等のパフォーマンスに仕上げている点は素晴らしいと言えます。
コンシューマー機ならではの最適化が活かされており、PS5 Proは世代の主役としての基軸になり続ける可能性が高いでしょう。
また、製品版ではVRR(可変リフレッシュレート)を有効にしていれば、バランスモードでも50FPS程度出るのではないかとも言われています。PS5 Proの本領発揮が、いよいよ見えてきました。
まとめ
今回のベータテストを通じて、PS5 Proが公式発表されていないにもかかわらずパフォーマンス向上の恩恵を受けていることが確認できました。製品版ではさらに最適化が進む可能性があり、PSSRの導入が期待されます。
現時点のベータテストではPS4時代のPBR方式が使われており、製品版ではFSR方式へ変更されるため、現在の比較はあくまで参考程度にとどめるべきでしょう。
PS5 Pro専用設定が適用されれば大きく化ける可能性を秘めています。PS5ユーザーは、今後のアップデートを見極めつつ、PC版を検討するか、PS5 Proへの買い替えを検討するのも一つの選択肢かもしれません。
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