モンハンワイルズの新要素「傷口破壊」とは?
『モンスターハンターワイルズ(モンハンワイルズ)』では、新たな戦闘システムとして「傷口破壊」が導入されています。モンスターを攻撃することで体に「傷口」ができ、その傷口を狙って攻撃すると、特定の武器にはバフ(強化効果)が付与される仕組みです。しかし、すべての武器がこのバフの恩恵を受けるわけではなく、傷口破壊をしても特にメリットのない武器も存在します。
このシステムの登場により、マルチプレイにおける立ち回りに関する議論が活発になり、「傷口破壊マナー論争」と呼ばれる現象が起こっています。
傷口破壊マナー論争とは?
『モンハンワイルズ』はまだ発売されていませんが、すでに一部のプレイヤーの間で「傷口破壊を誰が行うべきか?」というマナー論争が勃発しています。
特定の武器にバフが付くという仕様上、「バフがつく武器を持っているプレイヤーが優先して傷口を作るべき」とする意見と、「気にせず攻撃しても問題ない」とする意見で対立しているのです。SNSでもこの話題が盛り上がり、X(旧Twitter)ではトレンド入りするほど注目されています。
この状況に対し、「発売前からマナー論争が始まるなんて異常では?」という声も多く上がっています。ゲームの仕様が完全に判明していない段階で、プレイヤー間のマナーが決められることに疑問を持つ人も少なくありません。
過去にもあったモンハンのマナー論争
実は、『モンハン』シリーズでは過去にもマルチプレイにおけるマナー論争が度々発生してきました。代表的な例として以下のようなものがあります。
- 乗りマナー:モンスターに乗ったプレイヤーが攻撃を中断させる問題
- スリンガーマナー:スリンガーを使うタイミングの是非
- 操竜マナー:操竜を誰が担当するか問題
- 閃光マナー:モンスターを閃光玉で怯ませるタイミングの議論
- 粉塵マナー:回復アイテム「生命の粉塵」を使うべきタイミングの意見の相違
これらの論争が、シリーズが進むにつれて新たなマナーとして追加されていく傾向にあり、今回の「傷口破壊マナー」もその一環と言えるでしょう。
マルチプレイは本当に楽しいのか?
モンハンのマルチプレイは魅力的ですが、こうしたマナー論争が頻発することで、「野良マルチでは自由に遊べない」と感じるプレイヤーも増えています。
筆者自身も過去にマルチプレイを楽しんでいましたが、立ち回りに関するルールが増えすぎて、気軽にプレイできなくなってしまいました。例えば、太刀の「切り下げ」攻撃で味方を巻き込んでしまったり、ハンマーの打ち上げ攻撃で他プレイヤーを吹っ飛ばしてしまったりと、他人に気を使う場面が多くなり、純粋にゲームを楽しむのが難しくなったのです。
そのため、近年のモンハンシリーズに導入されたNPCと共闘できるシステムは、筆者にとっては非常にありがたいものでした。モンハンワイルズでも、ソロプレイの選択肢が充実していることを願いたいところです。
結局、どうすればいいのか?
この論争に対して、「すべての武器にバフを付与すれば解決するのでは?」という意見もあります。しかし、それを実装すると「どのバフが強いのか?」という新たな問題が生まれ、結局は論争が続く可能性が高いでしょう。
また、マナーを強く意識しすぎることで、オンラインプレイの敷居が高くなり、新規プレイヤーが入りづらくなるという弊害もあります。これは、ゲームコミュニティ全体にとっても望ましい状況ではありません。
モンハンのマナー論争は、マルチプレイがある以上、完全になくなることは難しいかもしれません。しかし、最も重要なのは「ゲームを楽しむこと」です。他人のプレイスタイルに過度に干渉せず、気楽に遊ぶことが理想的なのではないでしょうか。
まとめ
- 『モンハンワイルズ』の新要素「傷口破壊」によってマナー論争が発生
- 発売前から「誰が傷口を破壊するべきか?」で議論が白熱
- これまでにも「乗りマナー」「スリンガーマナー」などの論争があった
- マルチプレイのルールが増えすぎることで、遊びにくくなる問題も
- マナーを意識しすぎることで、新規プレイヤーの参入障壁が高まる可能性
- 最終的には「ゲームを楽しむこと」が最も大切
モンハンワイルズの発売後、実際にどのようなプレイ環境になるのかは未知数ですが、マナー論争に振り回されることなく、自分なりの楽しみ方を見つけることが最も重要です。